宮家の別荘、桂山荘が宮内庁管轄となり桂離宮と称されています。
先ずはアベマキの自然木の皮付丸太で支えた御幸門。
外腰掛には、切り石と自然石を巧みに配した延段が延びていました。
州浜の灯籠は岬の灯台、石橋で繋ぐ造形は天の橋立に見立てています。
一本の白川石で構成された石橋を渡った先には、
青と白の市松模様の襖が大胆な松琴亭(しょうきんてい)です。
夏の空が広がる離宮の景色を堪能し、
回遊式庭園を歩き続けると、
丸い下地窓を設けた笑意軒(しょういけん)に続きます。
障子の下の腰壁のデザインが、斬新かつモダンでした。
桂離宮の中心である書院は、雁行形に連なっています。
月波楼の襖もデザイン性の高さに感嘆し、
庭全体を一度に見せない趣向の住吉の松と、
クスノキ科の落葉低木樹、黒文字で作られた垣も独特でした。
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桂離宮の襖紙はすべて唐長さんと聞いています。
撮影できるのですね。
いいもの見せていただきました。
ラッキーです。
雲母舟さん、こんばんは。
京唐紙の襖、京都の伝統工芸のなせる匠の技ですね。
参観コース内での撮影制限は特にありませんでした。
一番後ろに陣取っての撮影でしたが、団体行動での参観で、
私の背後に皇宮警察の方が控えていらっしゃって、隊列から大きく外れると注意されます。
でも、マナーを守って撮影している分には、とても優しく背後を見守られている感じでした!
おはようございます~。
桂離宮にも行かれたのですね。
こちらも何度か訪れていますが
広がる美しい風景に魅了されますよね。
見所いっぱいの拝観。
久しぶりに行きたくなりました。
youpvさん、おはようございます。
修学院離宮は周りの風景を上手く活用した美でしたが、
こちらは、お庭が造りだす究極の美でした。
広がる風景も素晴らしいのですが、それ以上に建物の設えの素晴らしさに感動しました。