初夏の雅な宮廷文化をご紹介します。
修学院離宮は、後水尾上皇により1659年頃に完成した山荘です。
上・中・下の三つの離宮を松並木が結び、
離宮間の水田畑地は買い上げによる景観保全がされています。
まず、下離宮の寿月観へ。扁額は、後水尾上皇の執筆です。
襖の虎渓三笑図は、岸駒(がんく)により描かれました。
下離宮の次は、中離宮の楽只軒(らくしけん)へ。
かつての尼寺らしい、鄙びた味わいが残る庭、
客殿は、かつての女院御所の建物を移築し、
霞がたなびくように見える霞棚は、天下三名棚の一つです。
上離宮は、浴龍池を中心とした雄大な回遊式庭園が広がります。
漆喰に小石が埋め込まれた一二三(ひふみ)石は、隣雲亭の軒下にあり、
こちらからは、緑の向こうに京都市内も見渡すことができます。
浴龍池にかかる千歳橋は、中国風の趣があり、
中島と対岸の園路を繋ぐ土橋、その欄干は栗の手斧削りです。
宮廷庭園特色の緩やかな曲線に、優雅な世界を感じます。
修学院離宮が最も華やぐのは紅葉の季節、その頃にぜひ。
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おはようございます~。
修学院離宮に行かれたのですね。
個人的に宮内庁管轄のところでは
ここが一番好きかもしれません。
上離宮の浴龍池の風景がお気に入りです(^^)
紅葉の時も訪れたい場所ですよね。
youpvさん、おはようございます。
行ったのは6月でしたが、桂離宮も含めて行ってきました。
次回の記事は桂離宮の予定ですが、
桂と修学院、各々異なった美しさを楽しめました。
紅葉時期も是非、行きたいのですが当選するかどうか…..。
アラックの夢の世界のNO,1が修学院離宮です。
バグースですよ。
あと、7年で定年??で行けるかな??
いや、定年が延びるかもしれない、もう生きていないかも
しれない。
アラックさん、こんばんは。
何とか行く機会に恵まれ、私もわくわくしながら行ってきました。
上・中・下離宮、各々見どころがあって満足しましたが、
人間の欲は深く、秋の紅葉時期も是非見たいと思いが強まりました!