百日紅咲く仙洞御所を訪れました。
ガイドの方の名調子に乗せて、まずは大宮御所御車寄です。
暑い日でしたが、南庭の竹林は涼しげに見えます。
南庭の石灯籠と松も見ごたえがあります。
次に仙洞御所の雄大に広がる北池を巡ると、
畔に百日紅が咲いていました。
水際の優美な曲線が印象的です。
阿古瀬淵に架かる六枚橋、
緩やかなカーブの土橋、
二枚をずらして配置している石橋、
北池と南池をつなぐ水路にかかる紅葉橋、
そして南池にかかる八ツ橋です。
橋の一つ一つが異なる意匠で大変見ごたえがあります。
州浜の石は、一個を米一升と取り換えて集めた見事なものです。
八ツ橋から左手に見える出島と土佐橋、
右手にある雪見灯籠は水戸藩より献上されたと伝えられています。
南池の南端からの眺めで、左手奥に八ツ橋が見えます。
南池の南端に建つこけら葺き、数寄屋作りの醒花亭、
稲妻型デザインの障子が斬新な意匠です。
北池の畔の又新亭(ゆうしんてい)は枝を残した四つ目垣に囲まれていました。
※参観には事前申し込みが必要です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−