京都コトハジメ

八重桜が残る春の庭園です。（撮影：2015年4月11日）

 

修学院離宮を訪れるのは3回目、

 

桜の見頃は過ぎていましたが、

 

芽吹いた樹木の葉の色を、

 

愛でながらの参観です。

 

下離宮に残る寿月観、

 

後水尾上皇の執筆した扁額、

 

岸駒（がんく）が描いた襖の虎渓三笑図です。

 

前庭には富士山と白糸の滝の見立てがありました。

 

上・中・下の三つの離宮を結ぶのは見事な松並木です。

 

中離宮の客殿の欄干は、

 

意匠が光る網干の欄干で、

 

細部まで凝った造りです。

 

天下三名棚の一つである霞棚、

 

杉戸に描かれた「鯉の絵」、

 

「放下鉾」「岩戸山」と見どころが続きます。

 

田園風景を楽しみながら上離宮へ。

 

隣雲亭（りんうんてい）からの眺めは、

 

浴龍池を中心に広がる回遊式庭園で、

 

その雄大さにしばし息を飲みます。

 

中国風の趣がある千歳橋、

 

浴龍池に映る空と、

 

水辺の桜並木の景色です。

 

ガイドの方の説明で充実した観賞ができました。

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