作庭家が自宅に作った庭園とは。
雨上がりの重森三玲庭園美術館へ。(撮影:2015年4月19日)
中門をくぐると主庭が見えてきました。
重森三玲旧宅の一部を公開した庭園美術館です。
吉田神社の宮司居宅を譲り受けた重森三玲が、
江戸期の書院に加え、茶室と庭園を造りました。
こちらの書院前の庭は1970年作です。
書院の中からの眺めは格別で、
配置されている青石の一つ一つが語りかけてくるかのようです。
庭園の中央にある平たい石は、
宮司が上に座り吉田神社へ祈りを捧げていたものとのことです。
重森三玲が設計した好刻庵には、
桂離宮を彷彿とさせる市松模様の襖がありました。
三玲のお孫さんでもある重森三明氏の丁寧な案内で、
三玲が好んで使っていたという「永遠のモダン」を感じることができる空間でした。
※見学には事前予約が必要です。
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